2006-04-17

単車乗りへの道 : FRP職人への道は遠い

自分のFORZAには、ナビが取り付けられるようになっているのですが、まあバイクのことなので、雨が降ったときはナビをはずしてしまいます。これで、ナビ本体は無事なのですが、問題はナビのベース部分やケーブル。自分のつけているSONY NV-XYZ77は、ベースと本体が分離できるようになっているので、普段はベースだけバイクについてて、ナビを使うときだけガチャッとくっつけて使うことが出来るのです。このベースや、ベースをはずした後も残るケーブルが、雨ざらしになっています。今のところ使用に問題ないのですが、接点部分に錆が浮いてきているようす。一時的には接点復活剤などを使えば、錆も落ちて信号の通りも良くなるのでしょうが、いつまでも雨ざらしにしておけば、錆が進行して接点部分がなくなってしまうかもしれません。
そうなる前にと、ベース部分に普段からかぶせておける防水カバーを作ろうと思っていたのですが、今回、FRPにて自作してみることにしました。

FRPと言うモノをそもそも知らない方のために書いておくと、ガラス繊維強化プラスチックとでもいうようなもの。グラスマットというガラス繊維で出来た不織布のようなものを、ポリエステルなどの樹脂で固め形を作ります。その入門用キットを購入し、挑戦。ナビベースを原型としてカバーを作ります。
まずはナビのベースを離型テープでぐるぐる巻きにして、付け外しの邪魔になりそうな凹凸をごまかしたり、原型からカバーがはがれやすいようにします。
次にグラスマットを現物あわせで切り出し、全体を覆うようにします。また、ハギレを毟って曲面や複雑な形状のところにあわせるためのパッチを作ります。
樹脂の基剤と硬化剤をまぜ、ローラーか刷毛で樹脂をグラスマットにしみこませます。このとき、鉄製のローラーで入り込んだ泡を抜く処理をしないといけないのですが、硬化が始まるのが思いのほか早く、脱泡処理が間に合わず、表面はいいけど中がアワアワ・・・。
仕方ないので固まりきるまで暫し待って、離型・・・と思ったが外れない。複雑な形になりすぎたのか、引き抜く方向と並行にほとんどの面が存在しているのがいけないのか。
仕方が無いので、ピンバイスとカッターナイフで3つに切断。無事離型できたものの、ナビのベースに窪みやら傷やらたくさん・・・orz
とりあえず外れたので、後は、内側の気泡をパテで埋め、切れ目を中心にもう一層グラスマットを積層し、表面を研磨し、塗装して・・・・。先は長いな・・・。

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